蒸着により色をつける技術があると聞きました

2012年4月7日更新

携帯電話の背の部分にメタリックななんともいえない色調でコーティングされている機種などがありますが、こうしたものには蒸着によって色をつけているものもあります。ナノレベルでの高品質な膜が量産できることから、こうした装飾膜としての需要も大きな部分を占めます。

角度によって色がかわるコーティングは、干渉膜の特徴を使ったもので、蒸着による薄膜技術が使われることがあります。光学特性とは異なり、「見た目」が重要となるため、わずかな色むらや色調等が目視で確認されます。もちろん、ピンホールなどの微細な穴などもNGであることは当然ですが、色味そのものを量産でコントロールするのは、光学特性を維持するのとはまた違った意味での難しさがあるようです。

薄膜の特性【参考】

主として光学膜や機能膜として用いられる薄膜の代表的な特性、物性について紹介します。

酸化物の薄膜

フッ化物の薄膜

窒化膜

炭化膜

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