めっきの種類と特徴

2011年6月7日更新
めっきは鍍金とも書かれ、数ある表面処理技術の中でも代表的なものの一つで、一言で言えば材料の表面に何らかの機能をつけるために行われる加工です。 具体的にははんだ付け性や、電気抵抗、接触抵抗、磁気特性、耐食性、耐磨耗性、耐候性、耐薬品性、装飾性などの機能を付与するための技術です。 また、めっきの特徴として、今日出回っている数多くの素材に適用できるため、例えば、鉄や鉄鋼材料をはじめ、銅、アルミや亜鉛などの非鉄金属、プラスチック材料、エンジニアリングプラスチック、セラミックス、粉末、繊維など導電性か非導電性かを問わず、適用可能です。金属材料には電気めっき、セラミックスや繊維、プラスチックなどの非導電性の材料には無電解めっきが用いられます。 他の薄膜加工に比べると、めっきはカバーできる膜の厚さの範囲が広いという特徴もあります。ただ、どちらかといえば、ミクロン単位やミリ単位の厚さをもつ膜に向いており、ナノオーダーでの均一な膜厚制御ということであれば、他の技術に軍配が上がります。薄膜を形成する技術の中では、膜をつける速度がはやいことにも特徴がある技術です。膜をつける対象の大きさも、小さなものから大型のものまで幅広く対応可能です。 無電解めっきは複雑な形状のものにも均一な膜厚制御での膜をつけることができます。 めっきの膜厚制御はめっきの手法によっても異なります。電気めっきの場合は、電流密度と時間により厚みが変わり、無電解めっきの場合は、時間と温度により厚みが制御可能です。

めっきの特長

  • 高精度の加工が可能。
  • 超硬、鉄鋼材料(ハイス鋼、ダイス鋼、炭素鋼など)、非鉄金属(銅、アルミなど)、ガラス、石英、石材、プラスチックなどあらゆる素材に適応できる。
  • 砥石は、ダイヤモンドホイールやCBN砥石、WA砥石、GC砥石などの研削砥石を用いる
  • 砥石が高速回転することで加工。
  • 切削不可能なほど硬いものでも削ることができる場合も。

めっき関連のリンク

めっきの手法別の特徴

電気めっき
無電解めっき
溶融亜鉛めっき
化成処理
陽極酸化処理(アルマイト)

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