アルミニウム 6000系(Al-Mg-Si系:アルミマグネシウムシリコン合金)の種類と特性の一覧

2010年11月14日更新

成分にMg(マグネシウム)とSi(シリコン)を添加したタイプのアルミ合金で、強度・耐食性に優れるため、構造材料としても使われるアルミ合金です。 ただし、溶接には弱く、アルミの長所でもあるはずの熱伝導率の関係で、溶接個所だけでなく周辺部位まで熱による強度低下が起きてしまうため、ボルトやナット、ビス、リベットなどの機械的な接合が用いられることの多い材料です。 応力腐食割れにも強く、押し出し性にも優れます。このことからサッシなどの建築材料にも使われます。

なお、A6061は熱処理(T6処理:溶体化処理後、人工時効硬化処理したもの)によって鉄鋼構造材料であるSS400相当の耐力245〜250N/mm2以上を得ることができます。

JIS規格に規定のある材料記号

展伸材の規格としては「JIS H 4000 アルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条」、「JIS H 4040 アルミニウム及びアルミニウム合金の棒及び線」などがあります。

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