アルミニウム 5000系(Al-Mg系:アルミマグネシウム合金)の種類と特性の一覧

2010年11月14日更新

成分にMg(マグネシウム)を添加したもので、含有率は0.5〜5%と幅が広く、その比率に応じて性質の幅も広い材料です。溶接性に優れたアルミ合金で、アルマイト処理で装飾に優れた表面にも仕上げることができます。Mgの添加量を多くすれば、強度は上がる反面、一定以上になると応力腐食割れの危険性があります。非熱処理型のアルミ合金の中では最も強度の高い種類のアルミもこの5000系に入っています。

代表的な合金としては、A5052材(中程度の強度)、A5182、A5083(ともに高い強度)があります。建築用パネル、厨房製品をはじめ、強度の高いものは船舶、車両、化学プラントの溶接構造用材料などに使われます。

JIS規格に規定のある材料記号

展伸材の規格としては「JIS H 4000 アルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条」、「JIS H 4040 アルミニウム及びアルミニウム合金の棒及び線」などがあります。

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