英文メールの依頼

2012年5月1日更新

英語にしろ日本語にしろ、ものを頼むというのは存外難しいもので、日本語でならばある程度丁寧な表現のバリエーションなども考えられますが、英語だとなかなか難しいものです。日本語でもメールだといらぬ誤解から相手に敵意を抱かせてしまったり、怒りのメールが来たりすることは多々ありますが・・・。

英語には丁寧語がないと言われる方もいますが、英語はかなり厳密に「丁寧度」を表現する言語です。

とりあえず何でもPleaseをつければよいという方もいますが、日本語でも「〜願います」や「してください」を連発したら、果たして丁寧なメールになるでしょうか。ビジネス英語では、わりと文脈上、婉曲に依頼されるケースも多いですが、明確に依頼する場合は、たとえば下記のような書き出しで依頼するのもひとつの言い方です。

またこれは国にもよりますが、なぜその依頼が必要なのか理由を明記したほうが協力が得られやすいこともあります。 英文ではよほど自信がない限り、こちらが10言ったとしても、3,4程度しか通じない、場合によっては1しか通じないと考えたほうがよいでしょう。表現を変えて複数行で同じことを書くというのも有効ですし、最初のメールで意味が通じてない、誤解しているようならば、別の表現で粘り強くアプローチしてみることが肝要です。

相手が何を言っているのかわからない場合や誤解などが生まれている場合は、下記のような表現で双方の理解を明確にしたほうがよいと思います。

Could you clarify your previous remark regarding〜
先の発言(記述)〜についてより明確にしていただけませんか?
We seem to have a misunderstanding regarding〜
〜についてお互いに誤解があるようです。
There seems to be a misunderstanding between us.
上記と同様、互いに誤解があることを述べています。

また、英語力の不足から理解できないと前置きするのは日本人だとよく使います。別に謙遜等する必要もないのですが、相手の説明が悪いのではなく、自分の理解力が足りないので再度説明して欲しいという、日本的な気遣いとも言えるかもしれません。

Due to my English ability, I couldn't understand your "〜". I appreciate if you could explain in details.
英語力がおぼつかないため、〜について理解できませんでした。 詳しく説明いただけると助かります。

上記のような表現で、再度説明してもらえるように依頼してみるのも手です。また、時差の関係で何度もやり取りしていると間に合わないというケースもあるでしょう。その場合、あらかじめ自分の理解がこうであって、もしそれであっているならこういうことをしてください、という依頼も入れてしまうとよいでしょう。

My understanding is that〜, please let me know if this is your intention
My understanding is that〜, am I correct with this?
私の理解は〜です。あなたの意図はこういうことでしょうか。
私の理解は〜です。間違って解釈していないでしょうか。
If so, I'd like to have the sample by next Monday.
もしそうならば、次の月曜日までにサンプルがほしいです。

前置きが長くなりましたが、肝心の「依頼」「お願い」する場合の言い回し、切り出し方ですが、以下がその一例です。

I have a favor to ask.
お願いしたいことがあります、と言い切ってから依頼するパターンです。
Could do me favor for me?
上記と同様に使いますが、こちらは文章よりは口語で使うほうが多いかもしれません。
Could you send me〜
丁寧な言い方で、〜を送ってくれませんかという意味です。Would you send me〜でもokです。
I was wondering if you could check the
英語ではかなり丁寧な表現です。〜してくれると嬉しいといった意味合いになります。
We appreciate if you could do〜
〜してくれると有難いという意味ですが、より間接的な依頼の仕方になっており、丁寧度は高くなります。
Would you care to 〜
〜してくれませんかという丁寧な言い方です。
Will you
依頼文としては、〜してくれませんか?という日常的な言い方です。最後にpleaseなどをつけたほうがいい場合もあります。
Can you
〜してくれませんか?という単刀直入な聞き方です。非英語圏で、相手も英語に慣れていない、あるいは片言である場合ははっきりしていてよいかもしれません。最後にpleaseをつけると丁寧度は増しますが、他の文章すべてにもpleaseがつけてあるようなメールはやめておいたほうが無難です。ビジネス英語で使うならば、can you〜よりもcould you〜のほうがよいでしょう。

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