コバール|熱膨張係数、組成、成分、特性、比重、融点

2012年7月14日更新

組成としては、コバルト17%、ニッケル29%、鉄54%で構成されている合金です。名称が示すとおり、ニッケル合金だけでなく、コバルト合金ともいえます。主にガラスと金属の封着用に使われるため、ガラス封着合金、ガラスシーリング用合金とも言われます。なおコバールという名称はCarpenter Technology Corporationの登録商標になりますが、Fe-Ni系合金の代名詞のように使われることもあります。

コバールの組成、成分
Fe
Ni 29%
Co 17%
コバールの物性、機械的性質、熱伝導率、熱膨張係数、電気抵抗、融点、密度、弾性係数、引張強さ
電気抵抗(μΩ・cm) 48.9
温度係数(K-1) 0.0037
キュリー温度 435℃
弾性係数(GPa) 140
引張強さ(MPa)
密度 (g/cm-3) 8.36-8.50
融点(℃) 1450℃
大気中での最高使用温度(℃)
熱膨張係数(20℃-100℃)(x10-6 K-1) 4.81
熱伝導率(23℃)(W m-1 K-1)

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