SK60の用途、機械的性質、成分、用途の一覧

2010年8月14日更新

SK60は炭素工具鋼鋼材のなかでは最も低炭素型のもので、じん性が必要とされる局面で使われます。元来、S10CなどのSC材(機械構造用炭素鋼)と炭素工具鋼との区分けがC量0.6%になっていましたが、この材料のC量の最低含有比率は0.55%となっています。

材料記号 化学成分
C Si Mn P S
SK60 0.55〜0.65 0.10〜0.35 0.10〜0.50 0.030以下 0.030以下
鋼板、鋼帯を除く炭素工具鋼鋼材の焼きなまし硬度
材料記号 焼きなまし温度
(℃)
焼きなまし硬度
(HBW)
SK60 730〜760徐冷 183以下
熱間圧延鋼板及び鋼帯、冷間圧延鋼板及び鋼帯の硬度
材料記号 熱間圧延鋼板及び鋼帯 冷間圧延鋼板及び鋼帯
熱間圧延まま硬度
HRC
焼きなまし硬度 焼きなまし硬度
Hv
冷間圧延まま硬度
Hv
(参考値)
HRB HRC
SK60 36以下 96以下 - 190以下 (190〜280)

 

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