閃緑岩、斑レイ岩の特徴

2011年10月17日更新

花崗岩と同様にこちらも地学上は、深成岩の一種です。

両者にふくまれている斜長石の灰長石成分(An)が50を超えるものは閃緑岩と呼ばれ、それよりも少ないものが斑レイ岩に分類されます。 輸入材として日本に入ってくることが多い建築石材ですが、花崗岩(御影石)との区別は難しく、取引上は特に区分けされていないこともあります。業者の間ではこれらを黒御影と呼ぶこともありますが、厳密には御影石ではありません。

深みのある黒色に特徴のある石材で、研磨すると硬質で美しい光沢が良く出ます。また磨きこんだ光沢の経年劣化の進度もはやくはなく、光沢が長持ちするとされます。 主にビルや建物の装飾用の外装材として良く利用されています。墓石にも良く使われます。こうした用途のため、ほとんどは本磨き用に供されます。花崗岩同様、風化には強いです。

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