C7060(白銅)の成分、物性|引張強さ、耐力、曲げ、硬度などの規格値
別名キュプロニッケルとも言い、白銅の名称の通り、白色を帯びた銅合金です。旧規格では、復水器用白銅1種(CNTF1)で銅、ニッケル、鉄、マンガンの合計で99.5%以上となります。白銅は炭素や硫黄が入ると加工性が悪くなるため、マンガンを添加することでMnSを形成させ、Sを除外します。高温環境下でも比較的強く、耐食、耐海水性に優れた銅合金の一つです。高温環境が想定される熱交換器用管板や溶接管にも使われます。
C7060の成分について
銅合金番号 | 化学成分(質量%) | |||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Cu | Pb | Fe | Sn | Zn | Al | Mn | Ni | P | その他 | |
C7060 | - | 0.02以下 | 1.0以上1.8以下 | - | 0.50以下 | - | 0.20以上1.0以下 | 9.0以上11.0以下 | - | Cu、Ni、Fe、Mnの合計99.5以上 |
C7060の物性|引張強さ、伸び、曲げ、硬さ、結晶粒度、導電率
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