Ti-1.5Al|チタン合金50種(α合金、TAP1500:板、TAR1500:条、TATP1500:管、TAB1500:棒、TAW1500:線)の特性

2010年12月4日更新

チタン50種はTi1.5Alの名でも知られ、チタン合金に分類される材料のひとつで、アルミを添加元素としています。金属組織上、α合金(アルファ合金)と言われるもので、高温での耐酸化性、高いクリープ強度、良好な溶接性を持ちます。ただ、熱処理で強度を上げる等の機械的性質の改善をはかることができません。α組織を安定させる元素としては、アルミ(Al)の他、酸素(O)、窒素(N)、炭素(C)があります。自動車、二輪車向けのマフラーの材料として使われます。

Ti-1.5Al|チタン50種の成分

チタンの種類 N C H Fe O Al V Ru Pd Ta Co Cr Ni S La

Ce

Pr

Nd
Ti
50種 0.03以下 0.08以下 0.015以下 0.30以下 0.25以下 1.0から2.0 - - - - - - - - - 残り

Ti-1.5Al|チタン50種の強度、機械的性質

TAP1500:板、TAR1500:条の機械的性質(耐力、引張強さ、伸び、曲げ)
チタンの種類 引張試験 曲げ試験
厚さ
mm
引張強さ
MPa
耐力
MPa
伸び
%
厚さ
mm
曲げ角度 内側半径
50種 0.2以上50以下 345以上 215以上 20以上 0.2以上0.5未満 - -
0.5以上2未満 105° 厚さの2倍
2以上5未満 105° 厚さの2.5倍

>このページ「Ti-1.5Al|チタン合金50種(α合金、TAP1500:板、TAR1500:条、TATP1500:管、TAB1500:棒、TAW1500:線)の成分、特性、機械的性質、強度、耐力について」の先頭へ

加工材料の性質と特徴(目次)へ戻る
チタン合金、純チタンの一覧へ戻る

Ti-1.5Al|チタン合金50種(α合金、TAP1500:板、TAR1500:条、TATP1500:管、TAB1500:棒、TAW1500:線)の成分、特性、機械的性質、強度、耐力についての関連記事とリンク

 

このサイトについて

研削・研磨に関わる情報を集め、提供しています。「専門的でわかりにくい」といわれる砥石の世界。わかりやすく役に立つ情報掲載を心がけています。砥石選びや研削研磨でお困りのときに役立てていただければ幸いです。toishi.uijin.com@管理人

ダイヤモンド砥石のリンク集

研磨や研削に関わりのあるリンクを集めています。研削・切削液、研削盤、砥石メーカー各社のサイトなど。関連分野で相互リンクご希望の方はお問い合わせください。

研磨、研削、砥石リンク集