SKD11(合金工具鋼鋼材、ダイス鋼)の用途、硬度、熱処理温度、機械的性質、成分の一覧

2010年10月16日更新

SKD11は冷間金型用の合金工具鋼のうち、SKD1と同様、常温での耐摩耗性に特に優れた鋼材です。窒化処理によっても高い硬度を得られることが知られています。高クロム、高炭素鋼で、ゲージやプレス型に利用されます。研削や研磨などの加工はダイヤモンドではなく、cBNで行うほうが効果的です。

SKD11の化学成分、材質
材料記号 化学成分
C Si Mn P S Cr Mo W V
SKD11 1.40
〜1.60
0.40以下 0.60以下 0.030以下 0.030以下 11.00
〜13.00
0.80
〜1.20
- 0.20
〜0.50
材料記号 焼なまし温度
焼なまし硬度
HBW
SKD11 830〜880徐冷 255以下
材料記号 熱処理温度
焼入焼戻し硬度
HRC
焼入れ 焼戻し
SKD11 1030空冷 180空冷 58以上

 

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