大理石の種類について

2011年6月17日更新

大理石は全世界で市場に出回っているものだけで300種類を超えます。元々は中国の大理という町で採れる石を「大理石」と称したことから日本ではこの名称で呼ばれていますが、世界での主要産地はトルコ、イタリア、エジプト、イラン、スペイン、ギリシャ、ポルトガル等西欧や中欧、中近東を中心とした国です。世界最大の石材加工集積地である中国が大理石を最も多く輸入する国になっています。

大理石は柔らかい印象を与え、高級感を演出するのに向いていますが、色彩も豊富で一般には斑入りの白色やベージュ、肌色等が良く知られますが、黒色の大理石や、緑色、青、赤、黄など豊富な色彩とデザインのものが世界各地では産出されています。

大理石の性質は、石材の多くがそうであるように硬いですが割れやすいという硬脆材料に分類され、中でも、御影石等に比べると硬度が低く、石種によっては爪でつよく押すと傷がついてしまうものもあります。やわらかいとは言っても、石材そのものが硬い素材ですので、あくまで御影石と比較して、ということになります。また鏡面を得ようとした場合、研磨する必要がありますが、多くはダイヤモンド砥石が使われます。表面がやわらかい石種のため、コストの問題からパウダー状の研磨材や炭化ケイ素系の研磨材なども使われています。

酸に弱い性質を持ちますので、清掃等する場合には酸性の洗剤は厳禁です。酸焼けを起こします。また洗剤でなくとも、キッチンで天然の大理石カウンターなどを保護剤など無しに使う場合は、レモンやオレンジでもシミになることがあります。

大理石の種類の一覧(国別)

トルコで産出される大理石

イタリアで産出される大理石

ミャンマーで産出される大理石

ギリシャで産出される大理石

ベトナムで産出される大理石

中国で産出される大理石

マレーシアで産出される大理石

フランスで産出される大理石

ポルトガルで産出される大理石

エジプトで産出される大理石

スペインで産出される大理石

イスラエルで産出される大理石

インドネシアで産出される大理石

イランで産出される大理石

ノルウェーで産出される大理石

フィリピンで産出される大理石

ブラジルで産出される大理石

インドで産出される大理石

その他地域で産出される大理石

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