C5050(りん青銅)の成分、物性|引張強さ、耐力、曲げ、硬度などの規格値
特に導電性や熱伝導性に優れています。強度よりはこうした導電特性を重視したいときに検討される合金で、銅とスズ、リンの合計で99.5%以上となります。一般に、導電性はスズの含有量が増えると低下していきますので、りん青銅の中でもこのC5050は最もスズが少ない種類になります。なお、スズが1%の含有で導電率については約60% IACSとされます。
C5050の成分について
銅合金番号 | 化学成分(質量%) | |||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Cu | Pb | Fe | Sn | Zn | Mn | Ni | P | Cu+Sn+P | Cu+Su+Ni+P | |
C5050 | - | 0.02以下 | 0.10以下 | 1.0から1.7 | 0.20以下 | - | - | 0.15以下 | 99.5以上 | - |
C5050の物性|引張強さ、伸び、曲げ、硬さ、結晶粒度、導電率
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