快削黄銅(C3560、C3561、C3710、C3713)の成分、物性|引張強さ、耐力、曲げ、硬度などの規格値

2011年1月14日更新

被削性や打ち抜き性、鍛造性を高めた黄銅で、「快削」の名を持つ他の金属と同様に、銅と亜鉛の二元系の合金にPb(鉛)を添加しています。小さな切削力でもわりと加工がしやすく、切り屑がすんなり切り離されるため、切削の特にしやすい黄銅と言えます。ただ鉛が入っているために熱間加工に割れが生じるものもあります。時計部品や歯車、楽器弁などに使われます。

C3560の成分について

C3560の成分表
銅合金番号 成分(%)
Cu Pb Fe Sn Zn Al Mn Ni P その他
C3560 61.0以上64.0以下 2.0以下3.0以下 0.10以下 - 残部 - - - - -

C3561の成分について

C3561の成分表
銅合金番号 成分(%)
Cu Pb Fe Sn Zn Al Mn Ni P その他
C3561 57.0以上61.0以下 2.0以下3.0以下 0.10以下 - 残部 - - - - -

C3710の成分について

C3710の成分表
銅合金番号 成分(%)
Cu Pb Fe Sn Zn Al Mn Ni P その他
C3710 58.0以上62.0以下 0.6以下1.2以下 0.10以下 - 残部 - - - - -

C3713の成分について

C3713の成分表
銅合金番号 成分(%)
Cu Pb Fe Sn Zn Al Mn Ni P その他
C3713 58.0以上62.0以下 1.0以下2.0以下 0.10以下 - 残部 - - - - -

C3560、C3561、C3710、C3713の物性|引張強さ、伸び、曲げ、硬さ、結晶粒度、導電率

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