七三黄銅(C2600、C2680)の成分、物性|引張強さ、耐力、曲げ、硬度などの規格値

2011年1月14日更新

冷間加工性、転造性に優れた黄銅で、複雑な形状を持つ加工品にも使われます。黄銅はCuとZnの合金で、亜鉛の比率によって性質が変わります。七三黄銅のうち、C2600は銅の比率が68.5から71.5、C2680は64.0から68.0の比率となっています。端子コネクタや配線器具、スナップボタンやカメラ、魔法瓶などにも使われます。絞り加工性のよさから深絞り用としても使われます。また、めっき性にも優れた黄銅です。亜鉛量が多いものほど硬くなり、深絞り性は悪くなっていきます。

C2600の成分について

C2600の成分表
銅合金番号 成分(%)
Cu Pb Fe Sn Zn Al Mn Ni P その他
C2600 68.5以上71.5以下 0.05以下 0.05以下 - 残部 - - - - -

C2680の成分について

C2680の成分表
銅合金番号 成分(%)
Cu Pb Fe Sn Zn Al Mn Ni P その他
C2680 64.0以上68.0以下 0.05以下 0.05以下 - 残部 - - - - -

C2600、C2680の物性|引張強さ、伸び、曲げ、硬さ、結晶粒度、導電率

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