丹銅(C2100、C2200、C2300、C2400)の成分、物性|引張強さ、耐力、曲げ、硬度などの規格値

2011年1月14日更新

丹銅は特に見栄えのする銅で、黄銅の一種のため、銅と亜鉛の合金ですが、このうち亜鉛の含有量によって色が変わります。加工性は、深絞り、展延、曲げなどいずれも良好で、耐食性にも優れた黄銅です。なお、色味については、亜鉛量が5%程度で一般的に銅を連想させる銅赤色、10%になると黄色がかった赤、20%で薄いオレンジ色、30%になると緑がかった黄色、35%〜40%で黄金色になると言われています。なお、亜鉛比率が5%のものをgilding metal、10%のものをcommercial bronze、15%のものをred brass、20%のものをtombac、30%のものをhigh blassとも言われます。建築用をはじめ、装飾品、装身具や化粧品のケースなどにも使われます。

C2100の成分について

C2100の成分表
銅合金番号 成分(%)
Cu Pb Fe Sn Zn Al Mn Ni P その他
C2100 94.0以上96.0以下 0.03以下 0.05以下 - 残部 - - - - -

C2200の成分について

C2200の成分表
銅合金番号 成分(%)
Cu Pb Fe Sn Zn Al Mn Ni P その他
C2200 89.0以上91.0以下 0.05以下 0.05以下 - 残部 - - - - -

C2300の成分について

C2300の成分表
銅合金番号 成分(%)
Cu Pb Fe Sn Zn Al Mn Ni P その他
C2300 84.0以上86.0以下 0.05以下 0.05以下 - 残部 - - - - -

C2400の成分について

C2400の成分表
銅合金番号 成分(%)
Cu Pb Fe Sn Zn Al Mn Ni P その他
C2400 78.5以上81.5以下 0.05以下 0.05以下 - 残部 - - - - -

C2100、C2200、C2300、C2400の物性|引張強さ、伸び、曲げ、硬さ、結晶粒度、導電率

>このページ「丹銅(C2100、C2200、C2300、C2400)の成分、物性|引張強さ、耐力、曲げ、硬度などの規格値」の先頭へ

 

このサイトについて

研削・研磨に関わる情報を集め、提供しています。「専門的でわかりにくい」といわれる砥石の世界。わかりやすく役に立つ情報掲載を心がけています。砥石選びや研削研磨でお困りのときに役立てていただければ幸いです。toishi.uijin.com@管理人

ダイヤモンド砥石のリンク集

研磨や研削に関わりのあるリンクを集めています。研削・切削液、研削盤、砥石メーカー各社のサイトなど。関連分野で相互リンクご希望の方はお問い合わせください。

研磨、研削、砥石リンク集