C1201(りん脱酸銅)の成分、物性|引張強さ、耐力、曲げ、硬度などの規格値

2011年1月14日更新

純銅はいかに不純物や酸素を取り除くのかという点が重要な材料ですが、この純銅は「りん(P)」で脱酸した純銅で、この際、Pが銅内部に若干残ってしまうという欠点があります。このため、導電率は他の純銅に比べて少々劣りますが、りんの作用によってタフピッチ銅のような水素脆化が起こらない材料です。なお、C1201はりん脱酸銅の中では最も電気をよく通します。銅純度は99.90%以上になります。

C1201の成分について

C1201の成分表
銅合金番号 成分(%)
Cu Pb Fe Sn Zn Al Mn Ni P その他
C1201 99.90
以上
- - - - - - - 0.004以上
0.015未満
-

C1201の物性|引張強さ、伸び、曲げ、硬さ、結晶粒度、導電率

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