放電加工技能士（数値制御形彫り放電加工作業）について

形彫り放電加工とは、加工したい形状の電極をつくり、それを対象に近づけて放電させながら、その電極と同じ形状のものを作り出す方法のことです。平たく言えば、タコ焼き機などで上から型のついた鉄板を押しつけて、形状を作り出すのに似ています。電気さえ通す材料ならば、複雑に入り組んだ３次元形状のものでも自動で加工が可能です。技術的に研削では難しい場合や、コストが放電のほうが抑えられそうなケースで使われます。

平成22年（2010年）放電加工技能士（数値制御形彫り放電加工作業）技能検定概要

等級	内容	時間
１級	作業試験：数値制御形彫り放電加工機を使用し、支給材料(S55C)に銅電極で所定の寸法の加工を行う。	4時間30分（ただし、加工中にプログラムを入力できない放電加工機の場合は、5時間）
	ペーパーテスト：放電加工性能表等による加工条件の設定、放電(通電)時間の見積り等について行う。	1時間

等級	内容	時間
２級	作業試験：数値制御形彫り放電加工機を使用し、支給材料(S55C)に銅電極で所定の寸法の加工を行う。	4時間30分（ただし、加工中にプログラムを入力できない放電加工機の場合は、5時間）

　　　　　　　 　 　 　　　　　　 　　

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