砥石の振れ精度

2009年12月21日更新

砥石の「振れ」と研削盤の「振れ」は、加工精度に大きく影響する重要なパラメータの一つです。機械の軸にもある程度の「振れ」がありますが、通常はかなり抑えられて設計されています。

砥石の振れには、外周方向に振れる、いわゆる「外周ブレ」と、端面方向に振れる「面ブレ」があります。砥石メーカーによって、それぞれ規格がありますが、この部分をゼロに近づけようとすればするほど、砥石の精度はあがってきますが価格もぐんと上昇します。

研削中の不具合などが出た場合は、この振れによる場合もあり、どのような症状なのか精査していく必要があります。切断砥石で大きく面ブレが発生していた場合、切断砥石が加工対象をきり始める入り口と、出口が大きくなる傾向があります。これは砥石がワークにはさまされている間は、振れが比較的抑えられているからと考えられます。

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