研削加工で面粗さが十分出ない場合

2009年9月14日更新

要求面粗が十分に出ない場合、機械、砥石、ワークのそれぞれについてチェックすべき項目があります。指標となる研削条件がある場合、ない場合と加工される環境も作業される方によって異なるかと思いますが、砥石のチェック項目としましては、

  • 1. 砥石の選定(粒度、ボンド、集中度、形状、結合度、ワークとの相性)が適切かどうか
  • 2. 砥石そのものの精度が適合しているか
  • 3. その砥石を使った加工条件が適切か

などが考えられます。砥石の仕様を変更するだけでは解決できないこともありますが、研削条件の変更とあわせて一度検討してみる価値はあります。

面粗さに影響するパラメータ

砥石の仕様のうち、特に面粗度への影響が大きい項目としては、下記となります。

  • 粒度
  • ボンド
  • 集中度
  • 結合度

また、意外と指摘されないのですが、研削油(研削液)の量や種類も研削結果にはかなり影響しますので、より総合的に検討を進められることをおすすめいたします。

>このページ「面粗さが出ない場合について」の先頭へ

 

このサイトについて

研削・研磨に関わる情報を集め、提供しています。「専門的でわかりにくい」といわれる砥石の世界。わかりやすく役に立つ情報掲載を心がけています。砥石選びや研削研磨でお困りのときに役立てていただければ幸いです。toishi.uijin.com@管理人

ダイヤモンド砥石のリンク集

研磨や研削に関わりのあるリンクを集めています。研削・切削液、研削盤、砥石メーカー各社のサイトなど。関連分野で相互リンクご希望の方はお問い合わせください。

研磨、研削、砥石リンク集